2009年10月17日 (土)

通勤電車の中で

 今日は、仕事とは関係ない話題です。

 昨日の朝の電車の中での出来事です。
 朝電車の中で立っていたら、途中の駅で席があいたので、座りまし
た。私の横の席もあいたので、前に立っていた短大生の学生も座ろう
としましたが、座席に飴の袋のような小さなゴミが落ちていたようで、そ
れを拾い上げると窓の桟(さん)のところへおいて座りました。しかし気になったようで,ゴミを改めてひろうと自分のバッグに遠慮がちに入れました。なんだか、こちらまでうれしくなりました。

  この光景を見ていて、どこかで聞いた「気づいた者の責任」という言葉が思い出されました。ゴミを捨てなかった誰かの責任を、自分がかわりに被っているとかんがえると、なんだか腹が立つ気持ちも出てくると思うのですが、もともと気がついた自分の責任なんだと考えるとかえってすっきりするような気がします。

 その学生さんに、こちらまでうれしくなったよと伝えたかったのですが、かえって恥ずかしい思いをさせてはと思いやめました。でも何らかの形で、うれしかった気持ちを残しておきたかったので、このブログに書かせてもらいました。

 今年の私の目標の一つに「フィードバックを返す。」ということを心がけています。だれしもほめられればうれしいし、次も頑張ろうという気になります。だから、いいことがあった時は、うれしかった気持ち、感謝の気持ちを返そうと思っているんですが、以外と難しいです。

 

2009年10月 4日 (日)

業務打ち合わせ

 議会対応で余裕がなくブログの更新をさぼっていたら、「最近更新されないのですね」というコメントいただきました。なんだか嬉しかったです。

 今日は、今悩んでいることを書かせていただきます。

 職場での、業務打ち合わせのやり方です。1週間に1回とか職場内の業務打ち合わせやっているところ多いと思うのですが、うちの職場は今までやっていませんでした。小さな職場でしたので、なんとなく業務の進行状況は把握できるので、やらないでもなんとか済んでいました。

 しかし、やはりスケジュール管理があまくなってしまうのと、チームとしての一体感がつくれないような気がして、1週間に一度業務打ち合わせをやろうかと考えています。

 悩んでいるのは、どんな内容にすればいいかということです。

 以前の職場では、係毎に週間のスケジュールを出してもらいそれをもとに打ち合わせをやっていましたが、それだと行事の確認だけになってしまっていたような気がします。

 民間の営業の場合だと業績目標があってその達成状況の確認や先輩からのアドバイス等なんかもあるのでしょうが、公務員の場合、職員はそれぞれの担当業務があり、違った業務をやっていることが多いので、自分の担当以外の分野に発言しにくい雰囲気が出来てしまうような気がします。

 単なる行事打ち合わせだけでなく、チームとしての一体感を高めることの出来るスタイルはないものかと模索しています。

 いろいろビジネス書などもみたのですが、これだというものが見つかりませんでした。

 今週からとりあえずの試行として、職員それぞれが週間の業務予定等を作成し、それをメーリングリストで職員全員で共有することと、週の初めに係長以上で業務打ち合わせをやろうかと思っています。

 何かいいアドバイスあればコメントください。

2009年9月15日 (火)

先輩の言葉

若い頃、先輩から言われた言葉でとても役立っているものが二つあるので、今日はそのことを書いてみたいと思います。
一つ目は、「異動が3年に1回あるとして、3年の間に、俺はこれをやったという事を一つは作れ」というものです。
ある意味、使い古された言葉かもしれません。しかし、私にとっては、本当に有効でした。異動のたびに、新しい目標を見つけて、モチベーションを高めるきっかけになる言葉でした。今回このブログを書くに当たって改めてこの言葉について考えてみたんですか、この言葉に従って目標を設定することにより、誰が、何を、何時までに、という行動を起こす上でのキーポイントを固めることが出来るんだなぁと気付かされました。
次の言葉は、「上司の電話は聞いておけ」です。
上司から指示か飛んできた時も、その指示の背景が分かっているのといないのでは、対応が随分違ってきます。
また、この言葉は部下を持ってからも役立つと思います。部下はこんなことまで一々上司に報告してもいいんだろうかと悩むものです。そうした特に、「さっきの電話なんだったの?」とさりげなく話を向けてみれば、報告しやすくなると思いますよ。

(今日は初めて携帯で書いてみました。)

2009年9月13日 (日)

来年の夏休みイベント企画の提案

ブログの更新をさぼっている間に、もう9月も中旬になってしまいました。

ちょっと時期をはずしてしまった感があるのですが、夏休みにこんな企画があったらいいなと思っていたことがあるので、書かせていただきます。

私は、鹿児島県に住んでいるのですが、鹿児島というと本土最南端の佐多岬があります。

そこで、佐多岬に、全国縦断を目指す人たちに集まってもらい、一斉に出発式を行うのです。縦断をする方法は、徒歩の人、自転車の人、あるいはバイクの人などなんでもかまいません。出発の前夜(学生達が夏休みに入る7月がいいと思います。)、お互いの健闘を誓いながら、ワイワイやって、翌日、それぞれの旅をスタートするのです。

そして旅の模様は、新たに開設したブログに報告してもらいます。

全国縦断をやりたいと思ってもなかなか踏み切れない人にとっては、背中を押してくれるものになると思うし、旅の途中で佐多岬を、鹿児島を語ってもらえれば、鹿児島のPRにもなると思います。

経費は、前夜祭とブログ開設経費くらいでそんなにかからないと思うのですが、南大隅町の若者たちがやってくれないかな。

テレビや雑誌、企業などの協賛ももらえると面白いんだけど。

BEーPAL(愛読誌です。)ものってくれるといいんだけどな。

2009年8月26日 (水)

手帳について

今日は手帳について書いてみたいと思います。

私の手帳選びは試行錯誤の連続です。いろいろな手帳を試してきました。その中でも、野口悠紀雄氏の「超整理手帳」は長く続きました。A4の紙を四つ折りにして挟み込めるのが気に入って、7,8年は使っていたと思います。もうこれで自分の手帳は固まったかなと思っていました。

ところが、3,4年前に佐々木かをりさんの「ミリオネーゼの手帳術」を読んで、手帳を変えてしまいました。

Photo_2 

「ミリオネーゼ・・・」のどこを読んで、気に入っていた「超整理手帳」をやめたかというと、シンプルなことですが「「やりたいことはすべてスケジュール帳に書き込もう」ということです。

通常、会議の予定や、来客予定など他人との約束を書くのが一般的だと思いますが、自分がこれをしたいと思ったことも、思った時点で、スケジュールのところに書き込んでおくということです。別の言い方をすると「スケジュール管理から行動管理へ」と言うことです。

本の中で紹介されている事例でいいますと、例えば、「月に一度、友達とおしゃれなレストランで夕食を食べる。」ということを今年の目標としたします。これを手帳の「今年の目標欄」に書いてもいつまでも自分の24時間プランに入ってこないというのです。そこで、例えば2月だったら、スケジュール帳で、2月の空いている日を確認し、その日の夕方をスケジュール帳で押さえておき、さらに、1月に相手を見つけるためにメールをする時間もスケジュール帳で押さえておくというのです。

なんとなく何々をしたいなぁと思っているよりも、そのための具体的な行動計画をスケジュールに落とし込むことで、夢を実現する可能性が格段に高まるのだと思います。

私の場合も、雑誌で紹介されていた本を、いつか読もうと思って、to doメモに書いても、なかなか実際に読むところまではいきませんでしたが、図書館で本を借りる日時をスケジュール帳に書き込むことにより、、実際にその本を読むことが出来るようになりました。

こうした手帳の使い方をするには、超整理手帳のスケジュール欄は狭すぎます。そこで見開き一週間のバーチカル式の手帳に変えました。佐々木かをりさんも、手帳を作っておられますが、私は能率ダイアリーキャレルB6バーチカルを使っています。

2009年8月18日 (火)

鹿児島二世の短期留学プラン

 お盆も終わり、故郷へ帰省していた方も、それぞれの生活の地に戻られたことと思います。私も、鹿児島県の離島にある実家に昨日まで帰省しておりました。

 この時期いつも考えることがあります。そのことを今日は書いてみようと思います。

 鹿児島は、進学や就職で東京や大阪に若者がたくさん出て行ってしまいます。そして、そのまま都会で家庭を持ち定住してしまうことが多いと思います。そうした鹿児島で育ち都会に出て行った第一世代は、自分の故郷「鹿児島」への思いは強いと思いますが、第一世代の子供たち(鹿児島二世)は、果たして鹿児島を故郷と思ってくれるでしょうか。やはり自分が育った場所、遊んだ仲間いる場所が故郷だと思うのが当然です。(実は、私もそうした鹿児島二世の一人でした。)

 でも、そうした子ともたちにも、鹿児島を自分のルーツの地として愛着をもって欲しいと思います。そこで、考えたのが、都会育ちの鹿児島二世の小学生たちを、父母の出身小学校に短期留学させるというプランです。

具体的には

1 夏休み前2週間、父母の出身小学校に短期留学させる。

2 短期留学中は、地元の子供たちも一緒に、公民館等で宿泊し、そこから学校へ通う。(地元の高校生、青年団等が世話役となる。)

3 1学期終了後も、祖父母宅等に残り、夏休みを父母の故郷で過ごさせる。

この案のメリットとしては、次のようなことがあげられると思います。

1 自然の中で子供に様々な体験を積ませたいと思っていても、1年から2年留学させる山村留学は、親としては躊躇するところがあるが、2週間程度、自分の故郷へ預けるなら抵抗感が少ない。

2 夏休みまえに短期留学することにより、友達になった地元の子供たちと、夏休みを過ごすことができる。一緒に一夏を過ごした友達は、一生の友達になれると思う。

3 公民館等で宿泊研修では、異年齢の、しかも異なる地域の子供たちが一緒に生活することから、お互い学び合えることが多いと思う。(このような体験活動を行っている小学校は、地元紙でよく見ますので、そこに、鹿児島二世を受け入れてもらへばいいと思います。)

4 父母に参加料を負担してもらうことにより、わずかでも地元に経済効果が期待できる。なお、このような農村と都会の交流事業には、国の補助金を獲得することが可能と思います。

 いつかこのプランがなんらかの形で実現できたらなと考えています。

2009年8月13日 (木)

少子化と出生率

 ここ数日、地元紙で少子化に関する記事を目にしたので、出生率について感じていることを書いてみようと思います。

 少子化でよく話題になるのが合計特殊出生率。一人の女性が一生に産む子供の数を示すと言われていますが、市町村別では、鹿児島県の離島、徳之島の伊仙町が日本一高くて2.42(全国平均は1.31)です。

 この合計特殊出生率は、どうして計算するのかというと、15歳から49歳までの年齢毎に、出生率(生まれた子供の数/女性の人口)を出して、足していきます。とすると、ある年齢層の女性人口が少なくても、子供を産んだ率が高ければ、全体の出生率を引き上げてしまいます。

 具体例で考えると、伊仙町の2005年の女性の人口は、全体で3,652人、うち10~14歳は204人、15~19歳は163人、20~24歳は86人です。20~24歳の女性人口は、ガタッと少なくなります。これは、進学や就職のため、島外にでていく者がおおいためと推測されます。しかも残った者も、島内に大学がないため、学生はほとんどいないと思います。従って、データは手元にありませんが、大学のある都市部と比べて婚姻率も、高くなっていると思います。それで、出生率が高くなっているのではないでしょうか。(もちろん同じような状況の市町村は、全国ほかにもたくさんありますので、伊仙町をはじめ、奄美の島々が合計特殊出生率が、全国の上位を占めているということは、子育てしやすい環境にあるということは間違いないと思います。)

 男性も含めた、人口千人当たりの出生数は、全国平均も伊仙町も8.7で同じです。合計特殊出生率が全国一というと、町の中に子供がたくさんいるイメージがありますが、町の人口に対する割合でいうと全国平均なみということになります。

 私は、子育てのしやすさという観点からみる時は、結婚している女性の出生率で比較し、将来の地域がどうなるかという観点からみるときは、普通出生率ををみないといけないと思います。

 事実、よく人口を維持するには、合計特殊出生率2.08以上ないといけないと言われますが、2.42ある伊仙町も2035年の推計人口は、現在の約65%に減ってしまいます。(人口の将来推計は、国立社会保障・人口問題研究所のHPhttp://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/Mainmenu.aspにデータがあります。自分の町の将来推計を見ることができます。)

 少子化対策と言っても、現状を冷静に分析しないと、子育て支援を重点にするのか、定住対策を重点にやるのか、政策が変わってくるのではないでしょうか。

2009年8月 9日 (日)

企画、発想について

 もう随分前になりますが、、企画関係の部署にいたころ、「企画」について人前で話をしないといけなくなったことがありました。とは言え、異動できてまだ1,2年だったので、企画については素人同然。こちらが研修を受けたい状況でした。

 そこで、思い浮かんだのが、何かで読んだ立花隆さんの言葉。臨死体験や宇宙のこと、サルのことなど幅広いジャンルで専門家顔負けの著作を世に出しておられた立花さんですが、「執筆に当たっては、入門書から専門書まで20冊ぐらいその分野の本を読むと、大体イメージがつかめる。」といった趣旨の発言をされていたように思います。

 そこで、図書館で企画に関する本をあるだけ借りて読みました。その経験が、その後の自分自身の仕事に当たっても、すごく役だっているように思います。

 具体的にあげると、今泉浩晃氏の本で紹介されていた「マンダラメモ」は、今でも日常的に考え事をする時に使っています。準備は、A4の紙を横向きにし、そこに縦横2本の線を引き3×3の9つのマスをつくるだけです。真ん中のマスに考えるテーマを書き、そのテーマから浮かんでくることを周りの8つのマスに書き入れていきます。箇条書きに書いていくのと違って、空間的に広がっていきますから、発想もそれだけ柔軟になっていくような気がします。

 思い浮かんだことをあるマスに書き入れたら、対角線上のマスには、それと全く反対の視点から考えたことを書きいれるとか、横のマスは、少し視点をずらすとか、自分でいろいろな使い方を柔軟に試すことができます。

 その他この9つのマスはいろいろ奥深いものを持っていますので、今泉さんの本を読んで見ることお勧めです。

2009年7月28日 (火)

地域国家

地方分権、道州制の議論を聞きながら、それにしても、何故、地方分権が必要なのだろうとふと思ってしまうことがあった。より住民に近いところで政策決定をした方が、住民の意思が反映されやすいとか、霞ヶ関は制度疲労をおこしているとか言われると、そうかもなとも思うが、腑に落ちないという感覚が残っていた。

今日大前研一さんの「新・経済原論」を読んでいて、そっか~!とおもわされた部分があった。政府というものは、富の「配分者であり、富の創出の「促進者」ではなかった。というくだりである。

それでは、誰が「促進者」の役割を担うかとうと、それは「地域国家」だということである。グローバル・エコノミーから地域に資本を呼び込むため、魅力的な環境を整える役割を担えるのは、地域国家だということである。

わたしのもやもや感を解消する手がかりをつかんだような気がした。

しかし、だとすると、都道府県の職員にも厳しい課題が待っているのではないか。道州制というと、なんとなく、九州であれば、九州の県が集まって九州府ができるんだろうなあ、ぐらいにしか考えていなかった。せいぜい考えても、首府は福岡かな、熊本かなぐらいであった。ところが、仕事の中身は、グローバル世界を相手にした産業政策など今まで国が担ってきた部分が重要な位置を占めるようになると思われる。また教育など、今まで、都道府県で担ってきた部分にしても、九州府のビジョンに合わせて、教育の内容そのものも戦略的に組み立てていかなくてはならない。国の定めた学習指導要領に沿って教えてきた今までの教育行政とは、レベルが違ったものになるのではないかと思われる。そうした業務を担えるだけの力を蓄えておかないといけない。おそらく国の職員も九州府に相当数くるのであろう。その人たちと議論しながら、新しい九州府の形を作っていけるようにならない。がんばるぞ!(でも、九州府ができるころ、もう定年を迎えているかもな・・・。)

2009年7月16日 (木)

わかりやすい文章を書く

仕事をする上で、わかりやすい文章、誤解をされない文章を書くことはとても大事だと思います。(かく言う私も、自分の考えだけが先に立ち、読む人の立場を忘れがちですが・・・)

わかりやすい文章を書くにはどうすればいいか、具体的に教えてくれる本があります。「中学生からの作文技術」(朝日新聞社、本多勝一著)です。

数多くの具体例を挙げて、わかりやすく解説してくれていますが、同書からいくつか紹介します。

1 「かかる言葉」と「受ける言葉」は近いほどわかりやすい。

 「美しい水車小屋の娘」は「水車小屋の美しい娘」のほうが誤解されない。

2 かかる言葉の順序・・・句より節を先に

   「白い横線の引かれた厚手の紙」より「横線の引かれた白い厚手の紙」

3 文章改良の一例として次のような文をあげて説明されていました。

  「芝生をいためる球技等の行為は厳禁する。」

    ※芝生をいためない球技は? という疑問が出てくる。

  (改良案1)

    「球技等の芝生をいためる行為は厳禁する。」

     ※球技等と芝生を「の」でつなぐことにより、よみにくくなる。

  (改良案2)

    「球技等芝生をいためる行為は厳禁する。」

     ※漢字がつづき読みづらい。

  (改良案3)

    「球技など芝生をいためる行為は厳禁する。」

     ※厳禁する は傲慢な感じ。

  (改良案4)

    「球技など芝生をいためる行為は禁ずる。」

以上の様に本当にわかりやすく解説してあります。

「中学生からの・・・」とありますが、社会人にとっても実用的で役立つ本だと思います。

Sakubun