2010年1月14日 (木)

万年筆

先日、久しぶりに地元のデパートに行きました。

デパートになんか行くのは本当に久しぶりだったのですが、なんだかわくわくしていいものですね。

デパートに出かけた理由は、万年筆を買うためです。

実は、昨年職場の同期が突然亡くなったのですが、先月忌明けの挨拶状とともに、そのデパートの商品券が同封されていました。

彼の行政マンとしての想いを忘れないためにも、何か形として残しておきたいと思い万年筆を買うことにしたわけです。

万年筆にしたのには訳があって、昔彼と一緒の課にいたとき、当時の課長がブルーのインクの万年筆を使っていて、それがなんだか格好良かったのです。それでもちろんインクもブルーにしました。これで資料にメモを書くと、メモが資料の文字の中に埋もれないのでいい感じです。(今年も今はOBのその先輩から年賀状をいただきました。やはりブルーのインクで一言添えてあったのが嬉しかったです。)

万年筆自体は買ってよかったのですが、残念なことが二つありました。

うちの職場のコピー用紙、経費削減で品質が落ちているのか、あるいは、エコ製品のためか万年筆で書くとにじんで裏にまでうつってしまいます。

二つ目は、同じ製品をアマゾンで買うと30%も安いことです。送料も無料です。今回は商品券があったので地元で買いましたが、そうでなければネットで買ったでしょう。地元の商店もこういう時代の中で商売を続けていくのは大変だろうと思います。

2010年1月11日 (月)

2010年の目標

ブログの更新をさぼっている間に、年が変わってしまいました。

さぼっていたことは、さらりと忘れて、新たな気持ちでブログを書き始めたいと思います。

ということで、今年最初の話題は、2010年の目標。

ここ数年、目標を個人編、家庭編、仕事編と3つ作って手帳に貼り付けています。パワーポイントで、写真を取り込んで、視覚的に脳に焼き付けるようにしているつもりなのですが、達成率は、3割といったところです。

仕事編の中で主なものをあげると、一つ目は、我が職場の組織風土を変えるためにはどうしたらいいかを考え、実行に移したいと思っています。例えばリクルート社のように、会社を辞めてもそれぞれの分野のプロとして育っていくような職場風土を目指したいのですが、ハードルは高そうです。まずは、沢山出ているリクルート社関連の本を読んでみることから始めてみようかと思っています。

二つ目は、私の住む地域が、精神的・経済的に自立するためには、どのような地域社会になる必要があるのかも常に考えていきたいと思っています。世界の地域、都市の中でモデリング出来るところないか探してみようと思っています。

三つ目は、チームリーダーとして部下たちとチームとしての力をつけていきたいということです。昨年始めた、週1回のメール交換は、それなりにいい効果が出てきていると思います。マンネリにならないよう気をつけたいです。

最後に四つ目は、自分自身のことですが、スピーチがうまくなりたいということです。先日も、賀詞交換会の際に、反省させられたことがありました。名前を紹介されたら、会場の方々に向かって、「おめでとうございます。」とあいさつするという段取りになっていました。たった一言なので、とにかく後ろまで声が届くように、しっかり声をだそうと思ったのですが、マイクなしで広い会場だったものですから、自分の声が吸収されてしまい、自分の思っていた声の大きさと実際の大きさが違って聞こえ、一瞬とまどってしまいました。会場の大きさにも慣れが必要なんだなと痛感しました。ちなみに、この目標の部分は、スピーチと書いてオバマ大統領の写真を貼り付けています。(^_^;)

2009年12月24日 (木)

クリスマスカード

今年も職場に1通のクリスマスカードが届きました。

夢のかけ橋プロジェクト実行委員会の山田百合子委員長ほかスタッフの皆さんからのカードです。

「夢のかけ橋プロジェクト」は、実行委員長である山田百合子さんが交流のあったF1レーサー 故 アイルトン・セナが残したメッセージ「生まれてくるすべての子供たちにはチャンスがある。」に共感し、さまざまな問題を抱える子供たちのために静かなムーブメントを起こすべく立ち上げたボランティア企画です。

http://www.yumenokakehashi.net/index.html

私は、以前児童福祉関係の部署にいたのですが、その時に山田さんとお話をする機会がありました。

セナの話、子供たちへの想いを熱く語っておられました。

それからもう6年になるのでしょうか。毎年子供たちの夢を応援するイベント、企画を実行されています。

私自身は、このプロジェクトにこれといってお手伝いもしていないのですが、毎年クリスマスカードを送っていただいて、山田さんをはじめスタッフの皆さんの活動に刺激を受けています。

(山田さんは、車いすを使われていたのですが、第1回のイベントの時に、今度会う時は歩いて出てくるというようなことを子供たちに約束していたような記憶があります。今日届いたカードに同封されていたチラシの写真では、車いすなしで立っていらっしゃるようでした。夢を実現する姿を子供たちに実践して見せていらっしゃるようです。)

2009年12月17日 (木)

政策研究会

議会が終わりました。

ブログの更新をさぼっていたのですが、復活したいと思っています。

さて、先日尊敬する一つ上の先輩から政策研究会を立ち上げるので参加しないかとお誘いを受けました。

若いころは、私も自主研究グループを立ち上げたりいろいろ頑張っていたのですが、最近そういう世界から遠ざかったいたので、喜んで参加させていただくことにしました。本格的な活動は、4月からとうことですが、年明けにでも集まろうかということでした。楽しみです。

そう言えば、このブログのタイトルの「相転移」という言葉も、若いころ作った自主研究グループの名前に由来しています。

相転移(phase transition)とは、物質の状態が、温度・圧力・外磁場など、一定の外的条件のもとで、一つの相から別の相へ移る現象です。水の温度が下がると、0度を境に氷に変わるのが身近な例かと思います。

当時、地道な努力を積み重ねていれば、いつか相(phase)が変わる、すなわち職場が、地域が変わるという思いでつけた名前です。今思えば気恥ずかしい気もするのですが、そのときの気持ちを忘れないで頑張ろうという思いを込めてこのブログの題名にしました。

2009年11月30日 (月)

貸店舗

 不況の影響か,通勤途中の道すがら「貸店舗」の表示を見ることが多くなりました。

 2年ほど前に開店した八百屋さんも,店を閉めたのかシャッターに「貸店舗」の文字がありました。近くにスーパーがある中で,八百屋を開いたのは,思いがあってのことだと思います。しかし現実は厳しいものがあったのでしょうか。

200911300745000

 (朝人目につかないように慌てて撮ったら、見事に手ぶれでした。)

 行政と民間企業を単純に比べて「とかく公務員は・・・」という言われ方をされると,反発もしたくなりますが,やはり,市場の評価が会社,お店の存続に即決する点は,民間企業の厳しさだと思います。

 しかし,一方で無数のチャレンジの中で,失敗する事業もあれば成功する事業も出てくるのでしょうね。

 通勤途中の店でもう一つ気になっているお店があります。駅近くの商店街の入口にある果物屋さんです。歯医者のビルの軒先にある2畳ほどの小さな店で,おばあちゃん一人でやっています。もう何十年と店をやっているかと思いますが,継続して事業が成り立っているのがすごいなと思います。収益構造はどうなっているのか,聞いてみたいです。

 もしかしたら,大金持ちのおばあさんが趣味でやっているのかもしれません。そうだったら小説みたいで面白いですね。

2009年11月23日 (月)

本の話

前回、吉里吉里人の話をしたので、引き続き本の話です。

最近読む本は、ビジネス書、自己啓発書といった類の本がほとんどです。

読む本をどうして決めるかというと、私の場合は、ポッドキャストの新刊ラジオという番組(http://www.sinkan.jp/radio/index.html)を聞いて決めることが多いです。

この番組の中で取り上げられた本を、図書館で借りて読むというパターンです。図書館は、職場のある市の図書館、住居のある町の図書館、議会の図書館3つを利用しています。市立図書館は、貸し出し中の場合、予約しておくと、準備が出来たら携帯にメールを送ってくれるので、便利です。

ポッドキャストでは、通勤立読みブックラリーという番組も聞いています。こちらは、著者のインタビューが聞けるのが嬉しいです。

読んだ本は、なるべくマインドマップにしておくようにしているのですが、まだ魅力的なマップが書けなくてへこんでいます。

お金があったら、マインドマップやフォトリーディングの講座も受けてみたいのですが、今は本を読んで試行錯誤しながらやっています。

2009年11月16日 (月)

やねだんと吉里吉里人

 少し前になりますが,行政に頼らないむらづくりに取り組んでいる「やねだん」に行ってきました。

 行ってきましたと言っても、ドライブのついてでに有名な「やねだん」に寄ってみたというのが正確かもしれません。

 マスコミに取り上げられることも多いことから、ふかく考えずにプチ観光地的なイメージを想像していたのですが、訪れたときは、ひっそりとした集落のたたずまいでした。よく考えてみると、「やねだん」の活動は、観光地づくりではなく、もっと地に足のついたむらづくりなのですから、私の考えが安易だったと反省しました。やはり現場に足を運んで気づかされるものがあるんだと改めて感じだ次第です。

 やねだんHP

 http://www.yanedan.com/index.html

 ところで、やねだんを訪れて、昔読んだ,井上ひさしの「吉里吉里人」が思い出されました。東北のある村が、日本から独立するという、ある意味荒唐無稽な話ですが、若い頃、地方公務員の自分にとって非常に刺激になり、また考えさせられた本です。

 久しぶりにまた読んでみようかと思っています。

2009年10月30日 (金)

元県職員の活躍

 先日書店に入ったら「東国原知事は宮崎をどう考えたか」という本が平積みされていました。著者の有馬氏は,元鹿児島県庁の職員です。

 宮崎公立大学の教授の公募にチャレンジして、教授になった方です。。県庁在職中から,(行政?)学会に入り論文を書いていたそうです。

 地方公務員OBの同氏の活躍に刺激を受けています。

 明日から1泊2日で、大分まで登山に行ってきます。明日は天気いいみたいだけど、日曜の天気が心配・・・。晴れるといいな。

Why → What

 一昨日人間ドッグを受けながら、検査待ちの間に読んでいた本の中になるほどと思ったことがありました。

 「叡智を引き出す質問」と呼ばれる質問法の話です。その特徴は、「WhyではなくWhatを使う」というものだそうです。

 「なぜその本を読んでいるの?」(Why)

 ではなく

 「その本を読むと何が得られるの?」(What)

 「どうしてこんな目に遭うんだろう?」(Why)

 ではなく

 「これを切り抜けるために何をすることが必要だろうか?」(What)

 「どうして彼女はあんなことを言ったんだろう?」(Why)

 ではなく

 「何が彼女にあんなことを言わせたんだろう?」(What)

 「どうして朝早く起きることができないんだろう?」(Why)

 ではなく

 「早く起きるには何をしたらいいんだろう?」(What)

 質問の内容によって、視点が随分違ってくるような気がします。

 Whyだと、どうしても過去の起こってしまったことに視点がいってしまうような気がしますが、Whatだと未来に視点がいき、解決策を自然と考えるようになるのがいいと思いました。

 本の名前は  「手帳ブログ」のススメ  です。

 しかし、この話には後日談がありまして、面白いと思って、さっそく妻に話をしたら、腑に落ちないようで、「なぜ、うまくいったと思う?」という質問もだめなわけ?と切り替えされました。

 先ほどの本の後に読んでいた「NLPコーチング術」という本に「なぜ失敗したと思う?」はダメだけど、「なぜ成功が手に入ったと思う?」はOKと書いてありました。前者は失敗に焦点を当ててしまうけど、後者はアイデアや良い状態を引き出すからだそうです。

 こちらは感動して話しをしているのに、妻から切り返されて少しイラっときましたが、妻の方がするどかったようです。

2009年10月29日 (木)

類語辞典

またまた久しぶりの更新となってしまいました。

いろいろ考えすぎて、なかなか更新ができませんでした。これからは、もう少し気持ちを楽に、日々感じたことを書いていこうと思います。

と、いうことで、今日あったことを書いてみます。

今日ある資料を作っているときに、なかなかしっくりとくる言葉が思い浮かびませんでした。

具体的には、次のような資料です。

1 ○○のあり方検討の必要性について

2 ○○のあり方検討の体制とスケジュール

 (1)  ○○のあり方検討会議の設置

 (2)  ・・・

2の「体制」という言葉がしっくりきませんでした。

庁内で、内部の会議を立ち上げるだけなので、「体制」とまで言うのはちょっと違う気がするのです。それで、他の言葉を探すのですが、しっくりくる言葉が思い浮かびません。

そこで、グーグルで検索して見つけた類語辞典http://thesaurus.weblio.jp/であれこれ検索しているうちに、「進め方」という言葉に落ち着きました。

結果だけみれば、「体制とスケジュール」が「進め方とスケジュール」になっただけですが、私としては、モヤモヤがすっきりしました。

類語辞典は、昔買った本をもっているのですが、やはりwebで使うと便利ですね。出てきた言葉からリンクでどんどん次の言葉にとんでいけるので快適です。

今日の小さな幸せでした。