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2009年7月16日 (木)

わかりやすい文章を書く

仕事をする上で、わかりやすい文章、誤解をされない文章を書くことはとても大事だと思います。(かく言う私も、自分の考えだけが先に立ち、読む人の立場を忘れがちですが・・・)

わかりやすい文章を書くにはどうすればいいか、具体的に教えてくれる本があります。「中学生からの作文技術」(朝日新聞社、本多勝一著)です。

数多くの具体例を挙げて、わかりやすく解説してくれていますが、同書からいくつか紹介します。

1 「かかる言葉」と「受ける言葉」は近いほどわかりやすい。

 「美しい水車小屋の娘」は「水車小屋の美しい娘」のほうが誤解されない。

2 かかる言葉の順序・・・句より節を先に

   「白い横線の引かれた厚手の紙」より「横線の引かれた白い厚手の紙」

3 文章改良の一例として次のような文をあげて説明されていました。

  「芝生をいためる球技等の行為は厳禁する。」

    ※芝生をいためない球技は? という疑問が出てくる。

  (改良案1)

    「球技等の芝生をいためる行為は厳禁する。」

     ※球技等と芝生を「の」でつなぐことにより、よみにくくなる。

  (改良案2)

    「球技等芝生をいためる行為は厳禁する。」

     ※漢字がつづき読みづらい。

  (改良案3)

    「球技など芝生をいためる行為は厳禁する。」

     ※厳禁する は傲慢な感じ。

  (改良案4)

    「球技など芝生をいためる行為は禁ずる。」

以上の様に本当にわかりやすく解説してあります。

「中学生からの・・・」とありますが、社会人にとっても実用的で役立つ本だと思います。

Sakubun

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