« 少子化と出生率 | メイン | 手帳について »

2009年8月18日 (火)

鹿児島二世の短期留学プラン

 お盆も終わり、故郷へ帰省していた方も、それぞれの生活の地に戻られたことと思います。私も、鹿児島県の離島にある実家に昨日まで帰省しておりました。

 この時期いつも考えることがあります。そのことを今日は書いてみようと思います。

 鹿児島は、進学や就職で東京や大阪に若者がたくさん出て行ってしまいます。そして、そのまま都会で家庭を持ち定住してしまうことが多いと思います。そうした鹿児島で育ち都会に出て行った第一世代は、自分の故郷「鹿児島」への思いは強いと思いますが、第一世代の子供たち(鹿児島二世)は、果たして鹿児島を故郷と思ってくれるでしょうか。やはり自分が育った場所、遊んだ仲間いる場所が故郷だと思うのが当然です。(実は、私もそうした鹿児島二世の一人でした。)

 でも、そうした子ともたちにも、鹿児島を自分のルーツの地として愛着をもって欲しいと思います。そこで、考えたのが、都会育ちの鹿児島二世の小学生たちを、父母の出身小学校に短期留学させるというプランです。

具体的には

1 夏休み前2週間、父母の出身小学校に短期留学させる。

2 短期留学中は、地元の子供たちも一緒に、公民館等で宿泊し、そこから学校へ通う。(地元の高校生、青年団等が世話役となる。)

3 1学期終了後も、祖父母宅等に残り、夏休みを父母の故郷で過ごさせる。

この案のメリットとしては、次のようなことがあげられると思います。

1 自然の中で子供に様々な体験を積ませたいと思っていても、1年から2年留学させる山村留学は、親としては躊躇するところがあるが、2週間程度、自分の故郷へ預けるなら抵抗感が少ない。

2 夏休みまえに短期留学することにより、友達になった地元の子供たちと、夏休みを過ごすことができる。一緒に一夏を過ごした友達は、一生の友達になれると思う。

3 公民館等で宿泊研修では、異年齢の、しかも異なる地域の子供たちが一緒に生活することから、お互い学び合えることが多いと思う。(このような体験活動を行っている小学校は、地元紙でよく見ますので、そこに、鹿児島二世を受け入れてもらへばいいと思います。)

4 父母に参加料を負担してもらうことにより、わずかでも地元に経済効果が期待できる。なお、このような農村と都会の交流事業には、国の補助金を獲得することが可能と思います。

 いつかこのプランがなんらかの形で実現できたらなと考えています。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.synapse-blog.jp/t/trackback/438431/21132583

鹿児島二世の短期留学プランを参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿