2010年7月13日 (火)

日本でいちばん大切にしたい会社

 「日本でいちばん大切にしたい会社」の著者の坂本光司さんのインタビューを聞いていたら、大学の先生になる前は、公務員だったらしい。それも、中小企業担当で融資などやっていたということだったので、おそらく静岡県庁の職員だったではないかと推測されます。

 この本を読んで非常に感動したし、勇気づけられていたのですが、その著者が現場重視の元県職員だったということで一層嬉しくなりました。

 この本のことは、以前も職場の部下に勧めたことがあるのだが、改めて推薦してみようと思った。

 それにしても、企業を紹介する本なのに泣けてくるのはなぜだろう。浅田次郎さんの小説のように心の琴線にふれるものがある。

2010年7月11日 (日)

3ヶ月ぶり

3ヶ月あまり更新をさぼっていました。

ツイッターを始めたらそちらに走ってしまいました。

他人がつぶやくのを見て何が面白いのだろうと思っていましたが、フォローする、フォローされる関係で人がつながっていくのが面白いし、リツィートという形で面白いと思ったコメントを再あっぷすると、自分をフォローしてくれている人にコメントを広げていけるというのも面白いと思います。

行政でどのような形で活用できるのか、まだ手探りの状況だと思います。青森県は、広報課が広報媒体として利用していますし、宮崎県の東国原知事は、県民(あるいは国民)とのコミュニケーション手段として使っているように思えます。

ツイッターは、その即時性から、スポーツの中継などの時に特に盛り上がりますが、最近では「はやぶさ」が宇宙の旅から戻ってくるときに、非常に盛り上がっていました。テレビの中継もなかったのですが、動画の配信もあり。マスメディアによらずにこんなに情報が飛び交うのが新鮮に感じられました。

先日、あるNPOのイベントに参加したのですが、そこで、ツイッター上で発言をフォローしていた方と実際に会うことができました。地域社会がつながっていくための手段としても、大いに活用できるのではないかと思います。

2010年5月25日 (火)

ようすときもち

先日、「新刊ラジオ」と言うボッドキャスト聞いてたら、「言いたいこと
が『キチン』と伝わる説明力の基本」という本の紹介の中で、事実と所感
を分けて説明することが大事という話がありました。
それで思い出したのが、娘が小学校の時に作文のこつみたいな感じで言わ
れていた、「ようす」と「きもち」と言うことです。
これっておなじこと言ってるような気がしませんか?
仕事していく上でも役立ちそうな気がします。

2010年5月16日 (日)

iphone

気がつけば4月1日以来の更新になってしまいました。

4月は、仕事に追われて更新できず、5月に入ってからは、iphoneを購入したため、iphoneで遊んでばかりいました。iphone、面白いですね。こんなにわくわくさせるものを作るってすごいなと思います。日本の物づくりも頑張ってほしいと思います。

話は変わりますが、先日、退職したOBと飲む機会がありました。退職して随分になるのですが、地域振興に対する熱い思いを語っておられました。またいろんな人を入れてこういう話で飲もうということになりました。なんだかうれしいです。元気が出てきます。

2010年4月 1日 (木)

4月1日

4月1日ですね。朝、初々しい新規採用職員を見かけました。
若い職員が仲間として入ってくるのはいいものです。単純にうれしくなります。
○十年前の入庁時の気持ちを思い出させてくれます。

2010年3月30日 (火)

社会実験

今日の日経に徳之島の廃プラスチックを油化する話がでていました。
国から全額補助ということです。
離島でノウハウを確立すれば、離島の多いアジアへの技術輸出も視野に入るとのコメントもありました。
こういう視点大事です。
離島へ税金を注ぎ込むのが、社会実験にもなるし、投資になるというのは都会の納税者に納得してもらうためにも必要な視点だと思います。

2010年3月29日 (月)

自給自足

テレビで自給自足の生活をしている家族の特集をやっていました。

このところ勝間和代さんが推薦していた「エイラ 地上の旅人」シリーズをずっと読んでいるせいかもしれませんが、「自給自足」という言葉にアンテナがたってしまいます。

「エイラ 地上の旅人」は、今から3万5千年前頃のクロマニョン人の少女の話です。エイラは、植物の知識が豊富で、狩りの腕前も高く、一人でも生きていけるすべを身につけています。

現代人は、高度な技術、文明の中で生きていますが、自分一人でも生きていけるシンプルな力強さには欠けていまると思います。

自分の生命を自分で、あるいは身近な範囲で維持できる自信があれば、人は強くなれると思います。

これまでのテクノロジーは、機能を分担することにより、効率化を達成してきました。食料、エネルギーなどすべてそうなっていると思います。そのことにより、生活は豊かになりましたが、個人の手の届かないところで、生存基盤が維持されているという漠とした不安も感じているのではないでしょうか。

昔の生活に戻せということはできませんが、テクノロジーの方向性を見直す必要があると思います。例えば、エネルギーにしても、これまで発電所でやっていたものを、家庭の太陽光発電に切り替えるというのも、こういう視点で捉えなおしてみるのも面白いのではないかと思います。マイクロ発電というのも、アンテナが立った言葉でした。

食料にしても、水耕栽培などを活用して、自分の生命維持に必要な分くらいは、自宅で採取できるようにならないものかと思います。

携帯電話、スマートフォンなども、こうした流れの中で考えると、個人の情報能力を高めるツールと考えられないこともないのかなと思います。

コモディティ商品を中国から安く仕入れて回る経済よりも、地域で生活ができる基盤をつくるような経済の方が楽しいような気がします。

世界とつながるべきは、コモディティ商品ではなく、その地域、地域に根ざした文化だと思います。文化は輸出産業になると思います。日本のアニメはそうなっていると思います。また、そういった意味で、奄美FMも気になる存在です。

グローバル化、フラット化とか言われる中で、なんだか的はずれな着想かもしれませんが、ここのところすっと私の中で熟成を待っている考えです。

2010年3月22日 (月)

勤務評価

年度末が近づいてきました。

勤務評価の時期です。先日、ちょうど勤務評価の作業をやっている時に、テレビで、ドラッカーの話をやっていました。

ドラッカーの言葉に「強みを生かす」という言葉がありますが、自分は強みを生かすマネジメントが出来ているのだろうかと改めて考えさせられました。そんなことを考え出すと、自分は、部下の評価を本当に出来るのだろうかと疑問が出てきました。

部下の強みを引き出し、チームとしての総合力を高めるマネジメントをした上で、部下を評価するのなら分かるのですが、自分のマネジメントがそこまで至っていない状況で、部下を評価するのは、どこか矛盾を感じるのです。

もう20年近く前になりますが、アメリカのクレアモント大学を訪問したことがあります。そのときに、ついさっきまでドラッカーが講義をしていた教室を覗かせてもらいました。気のせいか、とても知的な雰囲気がある教室でした。

そういうことがあって、その頃ドラッカーの本を何冊か読んだのですが、正直あまりピンときませんでした。

「強みを生かす」と言われても、そんなの当然なんじゃないの、という感じでした。

しかし、今回テレビの放送をきっかけに、改めてドラッカーの言葉をかみしめてみると、その意味が少しはわかるような気がしてきました。再度読みなおしてみようかと思っています。

2010年2月28日 (日)

かごしまデザインフェアー2010

今日は天気がよかったので、幼稚園生の娘を連れて城山に登ってきました。その帰りに、県民交流センターで開催されている「かごしまデザインフェアー2010」を観てきました。

いつも公務員の世界に浸っている私にとっては、いい刺激になりました。

まず単純に、出展者、来場者の服装が違います。皆さん個性的で楽しそうでした。

やはりデザインの持つ力って大きいと思います。わくわくさせてくれます。このフェアーは鹿児島を元気づけてくれると思います。行政もこのわくわく感を取り込まないといけないと感じました。

各ブースの展示に対する人気投票もあったのですが、私は、投票対象になっていなかった、大島紬技術センターの大島紬の柄の展示が一番気に入りました。それと水玉のワンピースを着て、素足で歩いていた若い女性もいい味だしてました。

今日はJRで帰ろうと思ったら、高潮警報のためJRがストップしているというおまけまでついた面白い一日でした。

2010年2月14日 (日)

ルールを変える

 先日、政策研究会の今後の進め方について話し合いがありました。

 研究テーマを考えながら素朴な疑問がわいてきました。介護や教育などニーズがあるのに、ニーズを満たせない状況が続いています。

 ニーズが多ければ、市場がそれに見合う供給を増やしていくものなのに、それが達成されないのは、経済の仕組みそのものに限界があるのではないかと思いました。

 鹿児島のような経済基盤が弱いところでは、現状では国からのなんらかの財政支援がなければ、なかなかニーズに対応できないのですが、そんな恩恵にすがるようなやり方はなんだか悔しいです。

 最近こんな言葉を聞きました。「負けるゲームはするな。ルールを変えろ。

 今勝っている側(東京)は、自分からルール(仕組み)を変えることはしません。鹿児島からルールの変更を主張しないといけないと思いました。

 それでは鹿児島の主張すべきルールの変更とは何か、そんなことを研究会のテーマの一つとしてはどうかと思っています。

 余談ですが、昨日雲仙の普賢岳に登ってきました。山の上は霧氷が美しかったです。熊本からフェリーで島原に渡ったのですが、行きのフェリーも帰りのフェリーも中国人観光客で一杯でした。中国パワーを改めて実感させられました。